この記事ではTHEOとWealthnaviの実績を比較検証しています。
現在(2020年3月)、私はロボアドバイザー投資の中でも代表的な2つ、ウェルスナビとテオの両方で運用しています。
どちらも株式比率は高めのリスク高めの設定ではあるんですが、
全体的なポートフォリオの比率の違いがそれなりにあるので、今後の運用の為にも大体同条件にして運用実績を比較してみたいと思い、2019年3月から設定を変更して経過を見ています。
Wealthnaviのリスク許容度の変更方法も解説していますので、是非チェックしてみてください。
目次
リスク許容度を変更した理由
テオの運用会社である、お金のデザイン社に伺って、テオについて詳しくお話を聞く機会があったんですが、
テオの運用方針として、リターンをベースで考えるのではなく、リスクをベースに考えているという部分が印象に残ったという事があります。
テオは先日の手数料値下げにより、現状ではテオがロボアドバイザー投資というという分野においては1歩抜きにでているなと感じています。
手数料以外の部分でもテオはかなり細かく、個人個人にあった運用を提案してくれていてかなり好印象を受けました。
こちらの記事にまとめていますので是非参考にしてみてください。
ロボアドは「どこでもそんな変わらないでしょ」と思ってましたが、正直かなりいい意味で印象が変わりました。
THEO(テオ)で資産運用!直接聞いて分かったテオの強みとは?上の記事でも書いていますが、以前にテオとウェルスナビで暴落率と回復率を比較したことがあるんですが、確かに下落率がテオの方が抑えられていたんですよね。
ただ、ウェルスナビの方が株式の保有比率が15%ほど高いポートフォリオだったこともあり、単純にそれが理由とも考えられたので、
今回同じような株式比率にして運用してみたいと思い、設定変更をしてみる事にしました。
ちなみになぜウェルスナビの方を変更するかというとウェルスナビの方が運用パターンが少ない為、変更しやすいからですね。
くません
私のテオのポートフォリオは59%が株式の保有となっています。
今回は、ウェルスナビをテオのこのポートフォリオに近づけます。
ウェルスナビの現在のポートフォリオはリスク許容度5で、株式の保有比率が大体75~80%程になっています。
これを、株式比率を60%程に変更します。
ウェルスナビではリスク許容度を下げると株式割合が下がるので、リスク許容度を下げてみた所、リスク許容度3でほぼ株式比率が60%のポートフォリオとなりました。
これでテオとウェルスナビでかなり近いポートフォリオを組むことができたので今後はこのバランスで運用していきたいと思います。
変更後のポートフォリオを確認してみます。
変更後のテオとウェルスナビのポートフォリオ
どちらも株式比率が約60%とほぼ同じようなポートフォリオとなりましたね。
テオとウェルスナビを比較
ロボアドバイザー投資の2台巨頭であるテオとウェルスナビですが、どっちがおススメなの?という人も多いと思います。
以下、両社を比較した図になります。
項目 | THEO(テオ) | wealthnavi(ウェルスナビ) |
---|---|---|
最低投資金額 | 10万円 | |
手数料 | 1%(最低0.65%) | 1%(最低0.9%) |
取扱銘柄数 | 最大約30銘柄以上 ※世界86カ国に分散投資。 | 6~7銘柄 ※世界約50カ国に分散投資。 |
運用パターン | 231通り | 5通り |
運用手法 | スマートベータ運用 | インデックス運用 |
リバランスの頻度 | 毎月 | 基本的に半年に1度 |
自動税金最適化機能 | あり | |
AIアシスト | あり | なし |
ウェルスナビの強みは自動税金最適化(DeTAX)の部分ですね。
2019年4月12日追記。
※テオにも自動税金最適化サービスが導入されました!
テオの強みはなんといっても手数料の安さです。
どちらをおススメするかというと個人的にはTHEO(テオ)をおすすめせざるを得ない状況です。
やはり手数料の値下げはかなり大きいです。(手数料はロボアドバイザー投資は唯一のコストになります。)
この他にも運用手法のスマートベータ運用も現時点ではインデックスを上回る成績を上げているという事、ポートフォリオの配分、リバランスのきめ細やかさ等、ロボアド投資の中でスペック的にスキがないというのがTHEOです。
手数料に関してはこちらの記事で詳しく書いていますので参考にしてみてください。
THEO(テオ)の手数料が安くなる!ロボアド新時代へ突入。最大35%オフ!THEOでは最低投資金額が1万円から10万円に引き上げられました。(2020年4月8日~)
少額で試してみたい。。という方はTHEO+docomo(テオプラスドコモ)で1万円からスタート可能です。
くません
ウェルスナビのリスク許容度変更方法
今回行ったウェルスナビのリスク許容度の変更のやり方をまとめていますので参考にしてみてください。
くません
- STEP.1トップページからナビゲーションをクリック
- STEP.2詳細設定をクリック
- STEP.3スクロールしていくと一番下にリスク許容度を変更する場所があるので設定したいリスク許容度に変更
今回の私の場合でいうとリスク許容度3に変更するので3に合わせる。
- STEP.4プランを決定をクリック
これで変更は完了です!
今回はリスク許容度を変更しましたが、毎月の積立額や、運用年数等からも色々と変更できますね。
ちょこちょこ変更する必要はありませんが、設定に変更は簡単にできるという事は覚えておいて損はないので知っておきましょう。
上昇率の比較(2020年2月時点)
私は毎週週末にテオ、ウェルスナビ両方の実績を記録しています。
今回ポートフォリオを大体揃えた状態からの最安値圏からの上昇率を比較してみました。
(運用金額とスタート時期が違いますので、利益率から上昇率を比較しています。)
ちなみに手数料はどちらも1%の状態で比較しています。(テオの手数料割引は受けていない状態です。)
毎週の実績はこちらにまとめてありますが、長いので折りたたんであります。
興味がある方は確認してみてください。
THEO | 利益率(%) | wealthnavi | 利益率(%) | |
---|---|---|---|---|
2019/3/11週 | 47,407 | 15.8 | 2,409 | 2.41 |
2019/3/18週 | 49,520 | 16.51 | 306 | 0.31 |
2019/3/25週 | 46,577 | 15.53 | 1,654 | 1.65 |
2019/4/1週 | 54,082 | 18.03 | 3,980 | 3.98 |
2019/4/8週 | 54,596 | 18.2 | 4,547 | 4.55 |
2019/4/15週 | 57,101 | 19.03 | 4,226 | 4.23 |
2019/4/22週 | 54,987 | 18.33 | 4,421 | 4.42 |
2019/4/29週 | 47,207 | 15.74 | 4,314 | 4.31 |
2019/5/6週 | 44,406 | 14.8 | 1,170 | 1.17 |
2019/5/13週 | 45,059 | 15.02 | 879 | 0.88 |
2019/5/20週 | 40,197 | 13.4 | 139 | 0.14 |
2019/5/27週 | 39,892 | 13.3 | -1,384 | -1.38 |
2019/6/2週 | 40,222 | 13.41 | 478 | 0.48 |
2019/6/10週 | 43,459 | 14.49 | 853 | 0.85 |
2019/6/17週 | 46,547 | 15.52 | 1,665 | 1.67 |
2019/6/24週 | 46,581 | 15.53 | 2,265 | 2.27 |
2019/7/1週 | 51,119 | 17.04 | 3,569 | 3.57 |
2019/7/8週 | 51,177 | 17.06 | 3,198 | 3.2 |
2019/7/15週 | 47,605 | 15.87 | 2,535 | 2.54 |
2019/7/22週 | 51,504 | 17.17 | 3,950 | 3.95 |
2019/7/29週 | 43,703 | 14.57 | 312 | 0.31 |
2019/8/5週 | 38,420 | 12.81 | -814 | -0.81 |
2019/8/12週 | 33,099 | 11.03 | -153 | -0.15 |
2019/8/19週 | 38,221 | 12.74 | -1,631 | -1.64 |
2019/8/26週 | 39,977 | 13.33 | 845 | 0.85 |
2019/9/2週 | 45,159 | 15.07 | 2,236 | 2.24 |
2019/9/9週 | 50,894 | 16.96 | 3,771 | 3.77 |
2019/9/16週 | 52,715 | 17.57 | 3,709 | 3.71 |
2019/9/23週 | 50,856 | 16.95 | 2,940 | 2.94 |
2019/9/30週 | 43,356 | 14.45 | 1,907 | 1.91 |
2019/10/7週 | 48,504 | 16.17 | 3,778 | 3.78 |
2019/10/14週 | 56,067 | 18.69 | 4,286 | 4.29 |
2019/10/21週 | 58,407 | 19.47 | 5,267 | 5.27 |
2019/10/28週 | 57,581 | 19.19 | 5,619 | 5.62 |
2019/11/4週 | 65,299 | 21.77 | 6,287 | 6.29 |
2019/11/11週 | 61,275 | 20.43 | 6,459 | 6.46 |
2019/11/18週 | 62,370 | 20.79 | 6,175 | 6.18 |
2019/11/25週 | 67,830 | 22.61 | 7,528 | 7.53 |
2019/12/2週 | 63,267 | 21.09 | 6,838 | 6.84 |
2019/12/9週 | 69,106 | 23.04 | 8,216 | 8.22 |
2019/12/16週 | 71,762 | 23.92 | 9,248 | 9.27 |
2019/12/23週 | 74,304 | 24.77 | 9,612 | 9.61 |
2019/12/30週 | 74,075 | 24.69 | 8,285 | 8.29 |
2020/1/6週 | 75,430 | 25.14 | 10,602 | 10.6 |
2020/1/13週 | 79,771 | 26.59 | 12,460 | 12.46 |
2020/1/20週 | 76,067 | 25.36 | 11,185 | 11.19 |
2020/1/27週 | 69,476 | 23.16 | 8,565 | 8.57 |
2020/2/3週 | 75,959 | 25.32 | 11,455 | 11.45 |
- THEO(テオ) 最高値2020/1/13週26.58%-最安値2019/8/12週11.03%=+15.56%
- Wealthnavi(ウェルスナビ) 最高値2020/1/13週12.46%-最安値2019/8/19週-1.64%=+14.1%
という事で安値圏からの上昇率はテオの方が1.46%高かったという事になります。
ポートフォリオを揃える以前の比較ではウェルスナビの方が上昇率が高かったので今回もそうかなと考えていましたが、テオの方が成績がいいという結果がでました。
これからロボアドをスタートしたいという方は、テオからスタートしてみるのは今回の比較結果からもおすすめできるかと思います。
⇒THEO(テオ)の公式サイトを確認するちなみに私の運用実績を見てもらうとわかるようにテオ、ウェルスナビどちらも非常に優秀な実績を収めています。
くません
2019年から手数料割引や、税金最適化サービスもスタートしていますのでテオはロボアドバイザー投資の中では1歩抜きにでているなと感じています。
私自身、3年半ほどの運用になりますが、ロボアドバイザー投資は忙しい方や投資初心者の方にとっては非常におすすめできるサービスであると感じています。
ロボアドをタイプ別に比較、どういった方におすすめできるかをまとめています。
ほったらかし投資!ロボアドバイザー比較まとめ 特徴・実績から一言で紹介!テオについてはこちらで徹底的に解説していますので参考にしてみてください。
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