最初にいくつかの質問に答えるだけで後はほったらかしで運用してくれるロボアドバイザー投資のTHEO(テオ)
日々忙しい方でも簡単に「世界分散投資」が出来ることから最近は人気も高いですね。
そのテオですが、唯一のデメリット面で確実に挙げられるのが手数料の1%が高いという部分。
この記事では、「THEO」を中心にロボアドバイザー投資の手数料1%が高いのかを検証、解説していきたいと思います。
くません
目次
結論
まず、簡単に結論を述べると、- 投資経験者で自分でETF等で分散投資ができる人にとっては高いかも?
- 投資初心者にとっては決して高くない
- 正直、NISAの非課税枠で運用できない事の方が痛い(テオでの運用はNISA非対応)
という事が一般論的には言えるかと思います。
くません
とはいえ、運用実績からも現金で置いておくよりはテオで運用してもらう方が全然いいなと感じています。
個人的には運用6年で50%超えの実績が出ていますので特に不満はないですね!
くません
投資初心者にとっては全く高くない
まず、投資初心者の方にとってはロボアドバイザー投資「THEO」の手数料は決して高くないかなと。
テオでは、何をやっているかというと単純に世界分散投資という事で、投資銘柄を買って保有しているだけではなく、
- 月に1回のリバランス(市場の動きによってずれてしまった投資配分を元に戻す)
- 3か月に1回のリアロケーション(投資するETFとその配分を見直す)
- 年に1回市場の変化と年齢の変化に合わせて各機能ポートフォリオの配分を調整
- 自動税金最適化サービス(税負担を軽くしてくれる仕組み)
個人個人の運用に合わせてこれだけの事をやってくれています。
THEOでの運用を考えている人、実際に運用している人は多くが投資初心者の方、忙しい日々を送っているサラリーマンや主婦の方だと思います。
自分で投資配分を考えて、海外のETFを購入、定期的に売却してバランス調整等、これだけの事を自分でできる方はかなり限られた一部の方ですよね。
そもそも、こういうことが自分でできるならロボアドバイザー投資は必要ないわけで。。
という事で投資初心者の方にとっては1%の手数料は決して高くなく、メリットは非常に大きいです。
そして私の3年半の運用実績からも非常に優秀であると言わざるを得ません。
THEO(テオ)3年半運用実績を公開
私の約3年半の運用実績をポートフォリオと共に紹介します。
こちらは2020年の3月5日時点での私の実績が+51,733 (+17.24%)です。
そしてこの実績は先日のコロナウィルスの影響での株式市場が大暴落直後の運用実績です。
もちろん、大幅に下落しましたが、債券等に分散されているので下落も抑えられているなという印象です。
ちなみにこのポートフォリオ(投資配分)はテオのスタート時に聞かれる質問に答えて、おすすめされたポートフォリオそのままです。
先日の暴落時に特に感じましたが正直、かなりバランスがとれたポートフォリオだと思います。
リターンを求める場合は株式比率をあげたくなるところですが、下落時の事も考えるとやはり株式以外にも分散されていると安心感がありますね。
そして最高値時には+27%を超える成績も出ていましたので思っているよりもリターンも非常に高いなと感じました。
くません
投資初心者の方はTHEOのスタート時の質問に答えておすすめのポートフォリオでスタートすることで非常にバランスの取れた資産配分で分散投資が可能です。
投資経験者にとってのメリットは?
投資初心者の方にとって1%の手数料を払ってまでTHEOで運用するメリットはあるのかという部分について考えてみます。
まず見て頂いた通り、私の運用面から主観的に書きますが、ポートフォリオが優秀ですし、上でも書いたようにリバランス等の調整がかなり細かく、個人ではまずできないというレベルでやってくれています。
さらに税金の最適化サービスは個人ではまず無理かなと思いますし、さらにAIアシストという急激な下落時に下落幅を抑える機能もあったりと正直個人ではできない運用を行ってくれていると感じています。
インデックスを上回る運用結果が出ている
1%の手数料が割高かどうかは正直、運用実績次第です。
手数料が高かろうと、それ以上のリターンが出ていれば問題ないわけですからね。
テオの運用はスマートベータ運用と言って、パッシブ運用とアクティブ運用の中間と言える運用になり、インデックス運用を上回ることを目指して運用が行われています。
実際、2019年2月時点の過去3年間の成績で株式(グロース)の部分で、先進国株式で構成されるのMSCI-KOKUSAIインデックスの成績を上回っていて、
トータルで見ても手数料控除後でこの参考指数を1.2%上回る成績をあげています。
MSCI-KOKUSAIインデックスは先進国の成長を表す指標としてよく用いられるものです。(日本を除く主要先進国で構成されています)
投資信託の銘柄で言うと
等がこのMSCI-KOKUSAIインデックスと連動することを目指して運用されています。
ちなみに私もeMAXIS slim先進国株式インデックスで積立も行っています。
投資信託等で実際にこれらの銘柄を運用、積み立てしているという方も多いでしょう。
くません
もちろん、この成績が確実に今後も続くというわけではありませんが、THEOの運用面が優秀であると言わざるをえませんね。
分散投資の細やかさ、リバランスの頻度、運用実績から、投資経験者の方でもテオでの運用は悪くない選択肢ではないかと思います。
くません
債権比率が高いポートフォリオでも成績が良い
まずこちらの実績を見てもらいたいんですが、
2018年の5月末から運用をスタートし、+11,619 (+2.73%)の運用成績です。
注目してもらいたいのは2020年3月5日時点での実績、コロナショックで株式市場が歴史的な暴落を受けた直後の実績になります。
正直、運用期間も浅く、非常に大きい暴落でしたのでマイナスになっているだろうなぁと思って確認したんですが、プラス圏での推移していました。
一般的にリターンを求める場合、株式投資の割合が多くないと大きいリターンが狙えないので値動きが少ない債権比率が高いポートフォリオだと手数料負けしてしまうんじゃないかとも考えていましたが、
この運用実績をみて、改めてテオのポートフォリオ、運用の優秀さを感じてしまいました。
ちなみにこちらは私の母(70才)のポートフォリオです。
こちらもテオにおすすめされたままのポートフォリオで運用しています。
THEOのポートフォリオは勉強になる
THEOはほったらかしで運用できますし、非常に優秀な運用実績も出ていますので何も考えずにロボアド投資をおこなっていても特に運用面では問題ないかと思います。
が、もちろん多少の投資知識は持っておくにこしたことはありません。
ロボアド投資のポートフォリオは投資の基本的な部分の理解にピッタリなんですよね。
具体的には株式と債券とその他実物資産(金、銀等)のバランスでリスクとリターンのバランスを調整しています。
これは投資、資産運用全般で基本となる部分でこれだけでもなんとなく知っておくとかなり投資に関する理解度が上がります。
さらに、「とはいえ1%の手数料は高い。。」と感じる方はこういったテオのポートフォリオを参考に自分で個別の銘柄に投資するという事も可能です。
前提としてテオでの運用は長期的な運用が基本となります。
ロボアドも普通に暴落しますし、時期のよってはマイナスでの運用期間が続くことも出てくるでしょう。
そういった場合に、一喜一憂せずに長い視点で資産形成をしているという事をわかっておくことは資産運用を行う上で非常に重要になってきます。
まとめ
改めてロボアドバイザー投資THEOの手数料は決して高くないと感じています。
というより、それを上回るメリットが大きいというところですね。
もちろん今後は手数料は下げて欲しいですが(;^_^A
投資、資産運用に絶対はなく、個別で自身で銘柄を選定して積み立てた方が成績がいいかもしれませんし、ロボアド投資の方がリターンがいいかもしれません。
こればっかりは長期的な運用をやってみないとわかりません。
が、テオがやっている事に近い事を自身でやることは可能だとは思いますが、そこに費やす時間もかなりかかるかと思います。
正直ボアドの手数料を上回る分散投資を実践、そして上回る運用実績をあげられる方はごく一部の方だと思います。
テオは少額からスタートできますし、自身の資産の一部をテオに任せて、別で自分で組んだポートフォリオで投資を行う事も選択肢として有効だとも思います。
という事で1%の手数料が高いと盲目的に思ってしまうのはちょっともったいないかなと個人的には感じています。
特に投資初心者の方の資産運用のスタートとしては非常に有用だと思います。
投資に興味があるけどなかなか踏み出せない。。忙しくてなかなか。。という方は余裕資金の中から少額でもロボアドバイザー投資「THEO(テオ)」からスタートしてみるのはおすすめですよ。
まずは質問に答えるだけで無料で投資診断、ポートフォリオを作成してくれますので是非やってみましょう!
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