この記事ではVix指数に連動するCFD銘柄であるGMOクリック証券の「米国VI」に投資するための必要資金、注文方法を詳しくまとめています。
実際に私、くませんの取引ルールも紹介していますので参考にしてみてください!
ちなみに私の現在までの実績は、50万円の入金額で2019年8月からスタート。
現在までに40,242円の利益を得ています。
「米国VI」を含めたvix指数への投資は、シンプル&ローリスクでそれなりのリターンが期待できる方法だと考えています。
そもそもVIX投資ってなに?という方はこちらの記事をご覧ください!
vix投資の仕組みと特徴「米国vi」で暴落から利益を狙う!目次
米国VIいくらから投資可能か?
結論から言うと、1単位5000円程から投資可能です。
ただ、この場合は必要資金ギリギリでの注文になりますので、思惑と逆に値動きした場合はすぐにロスカット、損失を抱えてしまします。
現実的には、1枚単位あたり、1万3000円~3万5000円程の資金を目安とすればいいかなと。
投資初心者のタマ
米国Viはレバレッジ取引になるので、ロスカットレートをどこまで想定するかで必要資金は大きく変わってきます!
くません
この後、注文価格、ロスカットレート別の必要資金、レバレッジ取引の考え方等も紹介していますので参考にしてみてください!
米国VIの投資戦略
まず前提となる「米国VI」の投資戦略は、基本的には数日~数週間で保有&売却を行うスイングトレードという事になります。
特徴としては、
- ほとんどの期間が10~18辺りの一定のレンジの中での値動き
- 定期的(年に数回)に急上昇
- 上昇しても、比較的すぐに元の値に戻る傾向
(株式市場に影響を与えるイベント、(例:ブレグジット、大統領選挙等)があると急上昇)
平常時は10~18の水準で、念に数回は急上昇、そこから、また元の水準に戻ってくる性質を利用して、上昇時に売りで保有→下落時に売却。
という、シンプルな戦略です。注文自体も指値を入れておけばいいので、手間もかかりません。
くませんの米国VIの投資戦略
上で紹介した通り、基本的には高値圏で売りで入るというシンプルな戦略です。
まずは私のエントリーポイントと、利確のポイントをざっくりまとめました。
- エントリーは19ドルから売りで入る
- 利確は19~20は2~3下がった段階で決済
- 20以上は3以上下がった段階で決済
まず、エントリーポイントは19ドルからにしています。
18辺りからポジションとってもいいかなとは思うんですが、なるべく高値でポジションをとっておくとその後の利確にも余裕がでるので19ドルからエントリーする事にしています。
くません
利確幅は、19~20は2~3ドル幅で利確、20以上でポジション保有した場合は、大きく利益が狙えるチャンスなので3以上で利確といったところ。
米国VIは上昇から株式相場が安定すると大きく下落してきますので、どちらもできれば大きく利益幅をとりたいところではありますが、下落から利確前に再度上昇した場合は、ポジション持ち直しておいた方が利益は出る事になるので悩ましい所ですね。
資金管理を徹底していれば大きめに利益幅を狙ってもいいかなと思いますし、
トレードで一喜一憂したくない場合は、
- 19~20は2ドルで利確
- 20以上では3ドルで利確
と決めてしまうのも楽でいいですね。
くません
どちらが利益が伸びるかは相場次第ですので、まずはシンプルに2ドル幅、3ドル幅で利確してみるのが分かりやすいかなとも思います。
くません
どちらの場合ももちろん、必要資金に余裕があることが前提なので資金管理はしっかりやりましょう。
では必要資金を考えてみます!
必要資金はいくら?
「米国VI」はCFD銘柄、レバレッジ取引になります。
今回の場合は売りから入る戦略なので、必要資金を求めるには、どこまでの上昇を想定するかという事になります。
「米国VI」はほとんどの期間は10~18辺りの値動きになりますが、定期的に急上昇します。
2006年からのチャート(月足)を確認してみましょう。
最大級に上昇したのは、2018年11月リーマンショック時の72.8ドル
2010年の5月40.75ドル
2011年の10月に46.3ドル
2015年の9月と2018年の2月に30ドルを超えています。
という事でリーマンショック級までを想定すると、キリのいい所で75ドル辺り。
その後40ドルを超えたのが2回、30ドルを超えたのが2回となっています。
基本的にどこまでの上昇を想定するかですが、リーマン時を想定するとさすがに資金効率も悪くなるので、
30~50辺りまでを想定していれば十分かなと考えます。
余裕を持ちたい人は50ドル、
30ドルでも2006年から13年間の間で5回しか30ドルを超えていないので、30ドル想定でも全然ありかなという感じですね。
くません
こちらは18ドルから注文を入れる事を想定した、ロスカットレートと必要資金量の表です。
※1ドル107.79円で計算
注文価格 | ロスカットレート | ||
---|---|---|---|
50 | 40 | 30 | |
18 | 36,686 | 25,918 | 15,150 |
19 | 35,824 | 25,056 | 14,288 |
20 | 34,963 | 24,195 | 13,427 |
21 | 34,101 | 23,333 | 12,565 |
22 | 33,239 | 22,471 | 11,703 |
23 | 32,379 | 21,611 | 10,843 |
24 | 31,517 | 20,749 | 9,981 |
25 | 30,656 | 19,888 | 9,120 |
26 | 29,794 | 19,026 | 8,258 |
27 | 28,936 | 18,164 | 7,396 |
28 | 28,072 | 17,304 | 6,536 |
29 | 27,210 | 16,442 | 5,675 |
30 | 26,348 | 17,734 | 4,813 |
例えば19ドルで保有して、50ドルをロスカットレートに設定した場合は、1枚当たり約3万6000円の証拠金が必要という事になります。
この辺りは自身の資金量と相談して注文しましょう。注文後もロスカットレートは変更可能です。
CFD、レバレッジ取引はこわい?
投資初心者のタマ
たしかにCFD、レバレッジをかけた取引は少ない資金で大きい利益を狙う事ができるので、その分ハイリスクだと思われている方も多いかと思います。
必要以上にレバレッジをかけた状態だと、思惑と逆に動いた際にロスカットされてしまい、資金を大きく減らしてしまいますからね。
が、それはあくまでも資金に対して必要以上に大きい取引をした場合に限られます。
CFD取引はレバレッジを大きくかけてもいいし、かけなくてもいいんです。
逆に言うと、CFD取引、レバレッジをかけた取引のメリットはリスクのコントロールができるという所だと個人的には感じています。
例えば、レバレッジ1倍で取引をすれば、現物を買う場合とリスク度合いは基本的に変わりません。
という事で、「米国vi」で必要資金、レバレッジの考え方を見ていきます。米国viのレバレッジの確認方法
自分がどれくらいのリスクをとっているのかは気になるところ。
まず、レバレッジ1倍の状態がいくらなのかを知っておくと資金管理の目安になるので確認しておきましょう。
米国viの場合は最大でかけれるレバレッジは5倍と決まっているので、レバレッジ1倍の金額×5倍で必要資金の目安をたててみます。
基本的には、上で紹介した表の金額でやってみると問題ないかと思いますが、
自分でしっかと計算したいという方向けに、レバレッジ1倍を知る方法、計算方法を紹介しておきます。
レバレッジ取引の考え方の参考になればという事で試算してみました。
注文方法だけ知りたいという方は次で解説していますので飛ばしてください。
ではこちらが「米国VI」の取引画面です。
取引単位の部分からレバレッジ1倍を確認してみます。
まず取引単位が10倍なので単純に10倍すればレバレッジ1倍の価格が分かります。
15.81(bid値)×10=158.1ドル。
158.1ドル(約1万7000円)あればレバレッジ1倍、レバレッジをかけていない状態という事になります。
※コンバージョンレート(必要証拠金の計算をする際に使用する為替レート)が107.9円なので、107.9×158.1ドル=17059円
投資初心者のタマ
別に面からも確認してみましょう。
必要証拠金からもレバレッジ1倍の金額を確認できます。
もう一度、「米国vi」の銘柄情報を見てみましょう。必要証拠金が3417円ですね。
「米国vi」の最大のレバレッジは5倍となっています。
という事は、1単位買うための必要証拠金が3417円=最大にレバレッジをかけている状態(米国viの場合は5倍)という事になります。
という事で3417円×5(倍)=17,085円
約1万7000円でレバレッジ1倍という事が分かりますね。
くません
これでレバレッジ1倍(レバレッジがかかっていない)の状態、価格が分かりました。
「米国VI」の最大のレバレッジは5倍なので、この1万7000円を5倍すると資金でいくらまで耐えれるかが分かります。
1万7000円×5=85000円=788ドル(107.9ドルで計算)
取引単位が10倍なので、788ドル÷10=78.8ドル
という事でレバレッジ1倍の資金量で、78.8ドルまでは耐えれるという計算になります。
例えば8500円で1枚保有でレバレッジ2倍という事になります。
「米国vi」の場合は売りから入るので、価格が2倍にはならないだろうと予測していればレバレッジ2倍の状態でもオッケーという事になります。
仮に2倍以上の値動きになればロスカットですね。
今回の「米国vi」の場合は売りから入る注文なので、中々考え方が難しいですが、(上がどこまで上がるかはわからない為)
買いから入る場合は、レバレッジ1倍を目安に考えておけば、ほぼ0円になってもロスカットはされないという事で目安にできます。
くません
米国viの注文方法
では「米国VI」の注文方法を実際の画面で解説します。
スマホアプリでも簡単に注文可能ですので今回はスマホアプリ上の画像で解説します。
成行注文
成行(なりゆき)注文とは今の価格で即買いたい、売りたい時の注文方法です。
「米国vi」の場合は上昇時、高値圏で「売り注文をいれたい!」という時に利用する感じですね。
左上のメニューから「銘柄検索」
「その他指数」をタップ。
「米国VI」をタップ。
「トレード」をタップ。
「Bid(売り)」をタップ。
「成行」で「確認」
「注文」
これで注文終了です。
建玉一覧で保有の確認ができます。
指値注文
米国VIは高値圏にいつ行くかはなかなか予想できないので、基本的には指値を入れておくと安心です。
なるべく高値圏に指値を入れておきたい所ですが、あまり高いとエントリーチャンスが減るのでその辺りはバランスを見てといったところですね。
20ドル超えたあたりで入れるといいんですが、年に数回しかチャンスがこなそうなので、
私は19ドル辺りから段階的に指値を入れています(これでもなかなかチャンスは来ませんが。。)
くません
左上のメニューから「銘柄検索」
「その他指数」をタップ。
「米国vi」をタップ。
「トレード」をタップ。
「Bid(売り)」をタップ。
「通常」をタップ
「取引数量」「指値」「注文価格」を入力。有効期限は「翌週末」を選択。確認。
「注文」で注文完了です。
「注文一覧」で今回の注文が確認できます。
注文が入っている事を確認。
重要:ロスカットレートの変更方法
GMOクリック証券では、あらかじめロスカットのレートが指定されています。
これは予想と逆行した場合に必要以上に損失の拡大を防ぐ、証券会社側の措置ではあると思うんですがかなり低い所に設定されているので自分で変更しましょう。
具体的には今回の「米国vi」の場合はロスカットレートは30~50あたりに変更しておきましょう。
成行、指値にかかわらず、注文を入れた場合はすぐに変更しておくことをおススメします。
「注文一覧」から変更する注文を選択。
「注文変更」を選択。
ロスカットレートを「指定」30~50に変更。有効期限を「翌週末」にし確認をタップ。
指値注文は翌週末までしか設定できないので、期限を過ぎたら再度設定する必要があります。
まとめ
GMOクリック証券の「米国vi」を活用した投資は、必要資金も数万円から可能でリスク管理もしやすいですね。
私は、基本的には裁量取引はやってませんが、
「米国vi」は、指値さえ入れておけば、基本的にはある程度のほったらかしが可能です。
私の運用方針である、なるべくローリスク&手間がかからない&それなりのリターンを狙うという投資手法にピッタリだと感じたのでスタートしています。
非常にシンプルな投資手法&少額から試せるので、投資初心者の方でもやってみる価値はあると思います。
興味がある方は是非、チャレンジしてみてください!
暴落時に利益を狙うVIX投資とは?
vix投資の仕組みと特徴「米国vi」で暴落から利益を狙う!
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