日々、なるべくローリスク&手間がかからない&それなりのリターンを狙う投資手法を研究している、私くませんですが、
今回、この3つの条件をクリアしていると感じた投資手法にたどり着きました。
それが、VIX指数を利用した投資です。
投資初心者のタマ
なかなか馴染みがない、聞いたことがない言葉だとは思いますが、
リスク管理もしやすく、シンプルな手法で手間もかからなそう&少額(数万円~)からスタートできるということで、運用を始めています。
この記事では、まずVIX指数とは何なのか、どういった投資手法で利益を狙うのかを紹介します。
具体的な必要資金、注文方法等はこちらの記事で詳しく紹介しています。
米国viはいくらから投資可能?必要資金&注文方法も解説!vix指数とは?
VIX指数は「ボラティリティ・インデックス(volatility index)」の略称で、アメリカのシカゴオプション取引所(CBOE)が算出している指数になります。
別名「恐怖指数」と呼ばれています。
なぜ、恐怖指数と呼ばれているかというと、
株価が上昇して投資家が楽観的になっている時には下落
株価が下落して投資家が悲観的になっている時には上昇
という性質を持っているためです。
もっと簡単に一言で説明すると、
株式市場の暴落時にはVIX指数が急上昇するという性質を持っています。
左が株式市場(米国株式)、右がvixのチャートです。(2018年~)
逆の動き、逆相関の関係になっている事が分かると思います。
S&P500(米国株式)
ポイントは株式市場と逆の動きをするという事です。
VIX指数はシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500指数のボラティリティ(価格変動)を元に算出した指数になります。
S&P500(アメリカの株式市場)に連動して、逆相関の値動きをしているという事!
くません
次に特徴を見ていきたいんですが、その前にVIX指数に投資をする方法を確認しておきましょう。
VIX指数への投資は、通常の証券口座ではスタートできません。
VIX指数に投資するには?
まず、VIX指数はあくまで指数なので、それ自体には直接投資することはできません。
VIX指数に連動する商品(ETFやCFD)を利用する事で取引が可能になります。
具体的にはGMOクリック証券という証券会社に、「米国VI」というVIX指数連動型のCFD銘柄がありますのでそちらを利用すると取引が可能になります。
GMOクリック証券でCFD口座の開設が必須です。
開設にあたって維持費等はかかりません。無料で開設できますよ。
くません
為替や株式、株価指数、原油や金などの商品など様々な資産に投資することができる金融商品のことです。
レバレッジをかけれるのが大きいポイントの1つですね。
(ちなみにFXもCFDの一種です。)
GMOクリック証券のCFDは手数料無料、取扱商品も他社に比べても圧倒的に多いので、単純におススメできます。
ちなみに、VIX指数に連動した商品を取り扱っている証券会社は国内ではほとんどありません。
VIX指数に投資をする上でGMOクリック証券は必須の証券会社といえます。
この後詳しく解説していきますが、VIX指数を利用した投資に興味がでた、やってみたいと思った際はGMOクリック証券でCFD口座を開設して取引をスタートしましょう。
投資家の不安感、警戒感に連動して急上昇するという感じですね![/sayb]そして、さらに大きい特徴として、VIX指数は上昇しても、比較的すぐに元の値に戻る傾向があります。
ここまでをまとめると、
- ほとんどの期間が10~20という一定のレンジの中での値動き
- 定期的(年に数回)に急上昇
- 上昇しても、比較的すぐに元の値に戻る傾向
(株式市場に影響を与えるイベント、(例:ブレグジット、大統領選挙等)があると急上昇)
この値動きは他の金融商品では見られないvix指数特有のかなり特徴的な値動きですね。
この特性を利用して、投資戦略を考えてみると、シンプルに
くません
と考える事が出来ますよね。
投資初心者のタマ
なるほど、確かにリスクも低そうだし良さそう!
ちなみに、なんで上昇時に売りから入るの?
買いで持っておいて上昇した時に売ればいいんじゃないの??
はい、それに関しては、理由があるので説明します!
くません
まず、vixはいつ上がるかはなかなか予想ができないので、買いで入ると資金が拘束されることになります。
この時点であまりよろしくないですね。
なので基本的にはシンプルに高騰時に売りから入る戦略がベストかなと考えています。
それに加え、vix指数への投資をするにあたっては、
実際に投資を行うvix指数に連動するCFD(「米国VI」「米国VIブルETF」等)の特徴も関わってきますのでそちらも確認しておきましょう!
特徴:価格調整額
実際にGMOクリック証券の「米国vi」取引をするにあたって、「価格調整額」というものが発生します。
価格調整額とは、FXでいう所のスワップポイントのようなものと考えればイメージしやすいかと思います。
月に一度のタイミングで支払うor支払われる事になります。
平常時、年間の80%ほどは売りのポジションを保有している事でプラス、支払われる事になります。
逆に20%ほどの割合で売りポジションの保有でマイナスのタイミングが出てきます。
過去1年間の「米国VI」の価格調整額です。
過去1年間でいくと、12か月のうちの3回が売りでマイナスになっています。
(過去の履歴を確認しても大体同じような比率です。)
どういったタイミングで売りで価格調整額がマイナスとなるかというと、
vixが上昇している時だと売りポジション保有でマイナスになります。
くません
「米国VI」の特徴としてほとんどの期間は、値動きが少ない安定期なので買いポジションを保有していると、基本的にマイナスの価格調整額を支払い続けないといけないですね。
という事で、あくまでも年に数回ある暴騰期を狙う事になるので、
上昇時に売りから入って、平常時の水準まで下落してきたら決済という戦略がシンプルでわかりやすいかと考えています。
VIXは価格が下落していく?
実はVIX、というよりVIX指数に連動しているETF、CFDに関してですが、時間が経つほどに価格が下落していく特性があります。
わかりやすく「米国VI」の1.5倍の値動きをする「米国VIブルETF」の2012年からの長期のチャートを見てみましょう。
2012年からのチャートです。
見事に右肩下がりですね。(笑)
投資初心者のタマ
下落が激しすぎてわかりにくいですが、実際は横ばいに見える部分も下落していっています。
過去2年程のチャート↓
こちらは分かりやすいですね。見事に右肩下がり(2回目)
ご覧の通り、定期的に上昇はしますが、基本的に下落していっています。
くません
VIX指数に連動するETF、CFD(「米国VIブルETF」等)はVIX短期先物指数をもとに作られています。
先物は売却するための期限が決まっているので、
期限が近いもの(期近)から期限が遠いもの(期先)を買い続けるという事を繰り返してETF、CFD等の商品が作られています。
先物取引において、通常時は期限が近いものは安く、期限が遠いものは高いという性質があります。
(期限が近いもの=安い)から(期限が遠いもの=高い)を買い続けているという事はコストがかかります。(ロールオーバーコスト)
という事で長期的にコストがかかる状態が続いていくので、
コストがかかる=下落圧力という事でどんどん価格が下落していく仕組みという事になります。
ただ、「米国vi」に関しては、「価格調整額」が毎月発生するので、右肩下がりで下落していくという事にはなりません。
期近と期先の価格差を調整する=価格調整額
「米国VIブルETF」は価格調整額がないので、シンプルに下落しているという事になります。
くません
投資初心者のタマ
ここは正直かなりややこしいですね。。
くません
仕組み的に平常時は下落していく仕組みという事だけわかっていれば、とりあえず問題ないかと思います(;^_^A
vixの投資戦略
では、ここからようやく、vix指数の投資戦略を紹介します!
必要資金や、細かい数字、やり方等はこちらの記事にまとめていますので参考にしてみてください。
米国viはいくらから投資可能?必要資金&注文方法も解説!ここでは全体の概要だけまとめています。
基本的に「米国vi」の売り戦略だけやるつもりでいたんですが、
調べていくうちにその他のvix銘柄も面白そうだったので、少額で試してみようと思いまとめています。
すべて、GMOクリック証券で取り扱いのある銘柄です。
米国VIの空売り
まずは「米国VI」の空売り戦略です。
平常時は10~20の水準で、念に数回は急上昇、そこから、また元の水準に戻ってくる性質を利用して、
20より上で、売りで保有→下落時に売却。
という、シンプルな戦略ですね。
ただ、20以上だと取引チャンスが少なそうなので、それ以下例えば18~19くらいから入っても問題なさそうですね。
万が一大幅に上昇した時の事も考えて資金管理は徹底したいところ。
注文自体も指値を入れておけばいいので、手間もかからずいい感じです。
エントリーチャンスが少ないのが最大のデメリットですね。
米国VIブルETF 売り長期保有
米国VIブルETFは「米国VI」の1.5倍の動きをする銘柄になります。
(もともとVIX短期先物指数の日々の変動率の2倍変動するように設計されていましたが、VIXショック以降は、 日々の変動率の1.5倍変動するように設計変更された模様。)
長期的には、下落していく「米国VIブルETF」ですが、1.5倍の値動きをするのでさらに加速度的に下落していっています。
こちら長期的に下落していく特性の所でも紹介した2011年からの月足チャートです。
最初の数年以降、横ばいに見えるかと思いますがこの期間も右肩下がりに下落していっています。
単純に「売り」で長期的に保有していれば、利益が狙えるのではないかと思い、長期的に少額で長期保有してみたいと思います。
米国VIベアETF 買い長期保有
米国VIベアETFは「米国VI」の逆の動きをする銘柄になります。
なので、長期的には「米国VI」の逆で平常時は上昇していく性質を持っています。
長期的に買いポジションで長期保有の戦略で問題ないかと思っています。
ただ、2018年の1月にVixショックというとんでもない暴落を起こしている事もあり、レバレッジ低めで資金的には少額でスタート長期保有していこうかと思っています。
まとめ
vix指数の特徴をまとめると、
- ほとんどの期間が10~20という一定のレンジの中での値動き
- 定期的(年に数回)に急上昇
- 上昇しても、比較的すぐに元の値に戻る傾向
- 基本的には下落していく特性
(株式市場に影響を与えるイベント、(例:ブレグジット、大統領選挙等)があると急上昇)
とかなり独特の特徴を持っています。
正直、メインの戦略である「米国vi」の空売りはかなり固い投資手法じゃないかなかと考えています。
急上昇時の資金管理さえしっかりやっていれば、かなりの確率で利益が狙えそうですからね。
他の2つの銘柄も面白そうです。
一応、裁量取引とはいえ、やることはシンプル、資金管理も目安は簡単に設定できますからね。
まさに私が目指しているなるべくローリスク&手間がかからない&それなりのリターンを狙うの3つを、ばっちりとクリアしていると感じています!
正直、vix指数を利用した投資については、もっと早く知っておけばなぁと感じています(;^_^A
そしてインデックス投資等をやっている方も暴落時のリスクヘッジとしても非常に有効なのではないかと考えています。
数万円の少額からスタートできますので是非GMOクリック証券でCFD口座を開設して、チャートを確認してみるなりしてみてください!
米国viはいくらから投資可能か、必要資金や注文方法を画像付きで解説しています。
米国viはいくらから投資可能?必要資金&注文方法も解説!
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